【心霊スポット】神奈川県の廃病院での体験
今から10年近く前の話です。
当時20歳だった私たちは心霊スポットを巡ることにハマっていました。
霊を信じていない私たちは、
夜な夜な地元でドライブに出ては心霊スポットを探して行っては、
みんなで脅かしあって雰囲気を味わって楽しんで帰ってきていたのです。
あの時もいつもの流れで私とA子、B男、C男の4人で心霊スポットへ行くことになり、
本当にやばいと噂の神奈川県にある廃病院へ向かうことになりました。
現地に着くと、人気のない薄暗い広い敷地の奥の方に大きな建物が見えました。
総合病院くらいの比較的規模の大きい病院で、窓ガラスの割れた灰色の塊のようでした。
車を近くに止めて車から降り立った途端、A子に異変が起こりました。
真っ青な顔をして建物を見つめながら、ここはやばいやばいと震え出したのです。
これまで色々な心霊スポットを訪れていたのにA子のこんな姿を見るのは初めてで、
あまり悪ふざけはしない方が良いと思ったため車に戻ろうと言いました。
しかし、B男とC男はせっかくここまで来たのに帰るなんてできない、
中を見てくるからと懐中電灯を片手に建物へと向かっていってしまったのです。
私とA子は車の側で、2人の後ろ姿を見ながら戻ってくるのを待つことにしました。
2人が建物のすぐそばへ到着するころ、
私は建物の中で白い人影のようなものが動くのを見た気がしたのですが、
その時同時にA子も人影が見えた!2人に向かっているような動きに見える!と言い出しました。
慌ててB男とC男の携帯電話に電話をして引き返すように伝えようとしましたが、
電波が届かないというアナウンスが流れてしまい全く繫りませんでした。
何かが起こるのではないかと私とA子は恐怖で泣きそうになりながらも、
建物の方へ向かって2人を引き止めに行く勇気もなく
ただただ震えながら戻ってくるのを待っているしかりませんでした。
2人が建物の中に入り窓際の廊下を歩いている姿が見えてきましたのですが、
私とA子にはずっと、2人の後ろを着いて動く白い影が見えていました。
段々と白い影のようなものは数を増し、
建物の下の階や屋上でも見えたり消えたりし始めたのです。
時間にして20分ほどでしょうか、2人はケロっとした顔で私たちの元へ戻ってきたので、
すぐに車に乗せてその病院から離れました。
帰りの車の中で私とA子が見たものを話すと、
中を歩いていた2人には何も見えていなかったようでしたが、
割れたガラスが散らばる廊下を歩く足音は自分たち2人以外のものも聞こえていたというのです。
沢山の心霊スポットを訪れましたが、あのような体験をしたのはあの場所だけした。
今、その病院は取り壊されて公園になっているそうです。
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